簡易郵便局と郵便局の違いとは?

メガバンクの店舗や人員の削減がニュースになっていますが、地方では既に地方銀行の店舗の集約が進んでいます。
そのような状況下でも店舗数を維持している郵便局は、町中いたるところで目にします。

私たちの生活に溶け込んでいる郵便局ですが、経営の形態によって「郵便局」と「簡易郵便局」に分けることができます。

簡易郵便局と一般の郵便局の違いと見分け方とは?

簡易郵便局と一般の郵便局の違い

簡易郵便局は、日本郵便株式会社と個人または法人が契約をして運営されています。
個人が契約している簡易郵便局は個人受託局、法人が契約している簡易郵便局は法人受託局と呼びます。

個人受託の局長は、局長の肩書を持っていても日本郵便の職員ではなく、個人事業主です。
一般的には局長と呼ばれますが、関係者間では受託者とも呼ばれます。

それに対して、法人受託局の契約者は個人ではなく、地方自治体や農協などの法人、団体です。
法人受託局の局長には、受託している法人などから雇用された職員がなります。
対外的には局長と呼ばれますが、関係者間では事務取扱者とも呼ばれます。

一般の郵便局には、日本郵便株式会社の職員と、ゆうメイトと呼ばれる非常勤職員が勤務しています。
一般的に知られている郵便局は、数が多いこちらの郵便局です。
ただし、一般の郵便局にも規模の違いがあり、取り扱える業務についても違いがありますから注意しましょう。

簡易郵便局と一般の郵便局の見分け方

実は、外観を少し見ただけでは違いが分かりません。
規模が小さい一般の郵便局と簡易郵便局とでは、建物を見ても区別することができないでしょう。

一番確実な見分け方は、看板や入り口に記載してある局名を見ることです。
自宅と局舎が併設されているのは、簡易郵便局と言えるでしょう。

 簡易郵便局と一般の郵便局とではサービス内容に違いがあるのか?

用事があって郵便局を利用する時に、どちらの郵便局を利用すべきか迷うことがありますね。
郵便局はユニバーサルサービスの提供を義務付けられていますから、取り扱う基本的な業務内容に違いが無いことになっています。
基本的な業務内容とは、郵便、貯金、為替、振替、保険です。

ですが、業務内容を細かく見ていくと、違いが出てきます。簡易郵便局で取り扱えるものとそうでないものを見ていきましょう。

郵便

国際郵便を取り扱えない簡易郵便局が多いです。また、特別割引を適用される郵便物は扱えないものがあります。切手などの販売は一般の郵便局と同じく販売しています。郵便物を局留めにすることも可能ですが、保冷サービスの取り扱いが無いため、ゆうパックの局留めには事前に確認が必要です。

貯金、為替、振替

一般の郵便局と同じ取り扱いですが、一部取り扱えない業務があります。ATMを設置していない簡易郵便局が多く、窓口では他金融機関への口座送金ができません。

保険

保険料の受け入れ、保険金の請求に関する手続きができます。かんぽ生命保険の募集ができる局と、紹介のみの局がありますので、加入を検討したい場合には確認しましょう。

税金などの取り扱い

「国庫金」と記載のある税金で取り扱えるものは、国民年金保険料のみです。その他は交通反則金の受け入れができます。

営業時間

次に気になるのが、簡易郵便局の営業時間です。

一般の郵便局は郵便業務が17時まで、貯金、為替、振替、保険業務は16時までです。
大規模局は、郵便業務に関してはゆうゆう窓口を開設していますので、よく利用する郵便局の営業時間を覚えておくと便利です。

簡易郵便局では、貯金などの営業時間は同じですが、郵便業務に関してだけは注意が必要です。
16時までの局と17時までの局がありますから、入り口に掲示してある営業時間を確認するか、窓口で質問してみると良いでしょう。

まとめ

まとめると以下のようになります。

  • 簡易郵便局は、個人か日本郵便株式会社以外の法人などの経営。
  • 局長は日本郵便株式会社の社員ではない。
  • 一般の郵便局との見分けは局名で。
  • 基本的な取り扱い内容に違いは無いものの、細かく見るとできないものがある。
  • 貯金などの営業時間は同じでも、郵便業務に関しては調べた方が良い。

簡易郵便局と一般の郵便局の違いを理解して、待ち時間の短縮や、相談しやすい局を探して生活に役立ててみてください。
あまり忙しくない局なら、アットホームな雰囲気で利用しやすいかもしれません。