仮想通貨の安全な取引の始め方と手順
- 2018.03.16
- 投資の基礎知識

いろんな意味で2017年から世間をにぎわせている仮想通貨。取引をしたことはないけど、始めてみたいという方も多いのではないでしょうか。でも、もしハッキングの被害に遭ってしまったら・・・と考えると怖いですよね。
そんな方々のために、仮想通貨を安全に買うための一連の流れを説明します。
取引所にアカウントを開設する
仮想通貨は取引所と呼ばれる場所で購入します。 有名な取引所はいくつかありますが、おすすめはZaifです。
Zaifのメリットは手数料の安さです。ビットコインの売買の場合に限り、手数料が-0.01%となるのです。また、ユーザの資金はオフラインで管理されているため、万が一ハッキングされた場合も資金が守られる可能性が高いのです。
取引所の凍結を考慮して、2つ以上のアカウントを作成したい場合は、盗難補償があるビットフライヤーもおすすめです。
アカウント開設にはメールアドレス(Gmail等でOK)が必要ですので、利用するメールアドレスとアカウントのパスワードを決めておきましょう。
本人確認を行う
登録した取引所によっても異なりますが、アカウントを開設しただけでは、まだ取引は行えません。本人確認が必要です。
本人確認は一般的に以下のプロセスが必要です。
個人情報を入力
取引所の指定ページにて住所、生年月日等の入力を行います。
スマートフォンによるSMS認証
スマートフォンの電話番号を入力すると、取引所からSMSに認証コード送信されます。それを取引所の指定ページに入力して完了です。
本人確認書類を登録
運転免許所、マイナンバーカード、パスポート、住基カードのうち1つの写真を取引所の指定ページにアップロードします。取引所側で画像を確認が完了するまで何日かかかる場合があります。確認完了後に、取引所からハガキが届きます。
二段階認証の登録をする
メールアドレス、パスワードの入力だけでなく、確認コードの入力を行って初めて取引所にログインできるようにする設定を二段階認証といいます。二段階認証は取引所の指定ページで設定でき、認証コードはスマートフォンなどの対応アプリで生成されます。
万が一、メールアドレスとパスワードを盗まれてもログインさせないために有効な設定ですので、必ず行いましょう。
ウォレットを作成する
仮想通貨を買って取引所にそのまま保管しておくと、盗難や取引所の倒産リスクがあります。買った仮想通貨は自分のウォレットに送金して管理するのが、セキュリティ上好ましいでしょう。仮想通貨を買う前には必ずウォレットを作成しておきましょう。
ウォレットの種類は以下の4つです。
ウェブウォレット
作成や送金が最も簡単にできますが、ウェブ上に保管することになるので、ハッキングによる盗難リスクがあります。おすすめできません。
ソフトウェアウォレット
自分のPCやスマートフォンにアプリをダウンロードして使用できます。利便性とセキュリティを両方とりたいなら、ソフトウェアウォレットが最もおすすめです。
自分のPCやスマートフォンがウイルス感染することを防ぐ必要があるため、ウイルス対策ソフトは必ず入れておきましょう。
ペーパーウォレット、ハードウェアウォレット
この2つのウォレットはセキュリティ上最も安全ですが、利便性が大変低いです。ペーパーウォレットは秘密鍵を書いた紙を失くしてしまうと通貨を取り出すことができなくなってしまいます。一方、ハードウェアウォレットは対応していない通貨も多く、値段が1万円以上と決して安くはありません。
何よりもセキュリティを重要視する方は、通貨が対応しているかを確認したうえで、ハードウェアウォレットを選んでください。
それぞれの特徴を理解し、自分に合ったウォレットを選ぶことが重要です。なお、ウォレットにアクセスする秘密鍵を紛失した場合、通貨は一切取り出せなくなりますので、十分に注意してください。
取引所に入金する
仮想通貨を購入するためのお金を入金する必要があります。クレジットカード決済ができる取引所もありますが、手数料が7%以上と高いので避けた方が良いでしょう。
銀行からの入金が最も手数料を抑えられます。特におすすめなのが、住信SBIネット銀行です。住信SBIネット銀行では国内の取引所に無料で入金できます。
仮想通貨を買う
取引所で購入したい仮想通貨と数量を決めます。選択できる数量は取引所によって異なり、ビットコインを例とすると0.0001~0.005BTC(ビットコインの単位)から購入できます。仮想通貨は数千円で買えるものが多いので、小額から買ってみるのが良いでしょう。
仮想通貨をウォレットに送金する
仮想通貨を取引所からウォレットに送金します。送金には手数料がかかります。手数料は取引所や通貨によって異なるため、事前に確認してください。
なお、送金ミスをしてしまった場合、通貨が返ってくることはありません。初めて送金する場合は十分確認したうえで行ってください。
これで仮想通貨を買う一連の流れは終了です。
仮想通貨の取引は完全自己責任!自分の身は自分で守ろう
仮想通貨は世に出てからまだ間もないため、規定なども整備されていない状態です。また、銀行のような機関で管理しているわけではないので、盗難された場合や秘密鍵の紛失によって通貨を失った場合は、完全に自己責任です。取引所や警察が助けてくれるなんて思っていてはいけません。
そのことを十分に理解したうえで、安全な取引を行いましょう。
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