起立性調節障害の対策と朝起きる方法
- 2021.04.21
- 起立性調節障害

起立性調節障害は怠け癖とは違います。
自分の意思ではコントロールすることができない体の病気です。
とはいえ、学校に行かせたいと思う気持ちもあると思います。
すぐに治るものではないですし、時間がかかるものではありますが、日常生活を改善することで、症状が改善することもあるようです。
そこで、
岡山県が発行する「起立性調節障害 対応ガイドライン」やネット上の情報を参考に、対策や朝起きる方法をご紹介します。
起立性調節障害の対策
日常生活での対策
- 立ち上がるときは頭を下げてゆっくりと起立する。
- 長時間の起立は避ける
- 毎日30分程度のウォーキングを行う(筋力低下を防ぐ)
- 1日あたり2L前後の水分と塩分10g(普段の食事+3gが目安)を摂る
朝起きる方法
- (前提として)朝の起こし方を本人と家族で相談しておく。
- 夜はいつもより30分早く布団にはいる。(電気を消す)
- カーテンを開けて朝日を部屋に入れる。
- 布団の中で少し身体を動かす。
ただし、これで起きれないからといって責めないでください。くれぐれも時間がかかることをご留意ください。
まとめ
2021年4月20日放送の、ザ・仰天ニュースでも紹介されていましたが、「午前中がきつければ、午後から登校する」など、無理のない範囲で進めることも必要です。
軽症の場合、適切な治療を行うと早ければ2ヵ月程度で改善が見込めるとのこと。
不登校など重症の場合、通常の日常生活を送れるようになるまで数年かかるといわれていますが、先ほどのザ・仰天ニュースで紹介されたケースでは、きちんと対応した結果、高校受験でも合格できたそうです。
適切なサポートがあれば、日常生活を送れるレベルまでは解決できるということなので、とにかく、ひとりでかかえこまず、周りの方々の力を借りてくださいね。
そして、子供のつらい気持ちに寄り添って、一緒にできることを探してほしいです。
※起立性調節障害については、こちらの記事にもまとめてみました。併せてご覧ください。
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