1万円から始められる!高利率ソーシャルレンディングのメリット・デメリット
- 2018.03.29
- 投資の基礎知識

最近話題のソーシャルレンディングをご存知ですか?
ソーシャルレンディングとは、株式投資やFXのように専門知識を必要とせず、また、定期預金よりも高い利回りが望める「良いとこ取り」の新しい投資方法です。
今回はソーシャルレンディングを他の金融商品と比較しながら、紹介します。
ソーシャルレンディングとは何か?
ソーシャルレンディングとは、投資家が企業にお金を貸すことで利子を受け取れるというサービスです。
投資家は企業の事業内容や利回りを確認したうえで、投資するかどうかを決めることができます。
ソーシャルレンディングのメリット
安定した利益が期待できる
株や外貨の売買で利益を得るには、世界の経済状況や自分のセンスに依存するところが大きいですが、ソーシャルレンディングは相場に左右されることもなく、あらかじめ利回りが分かるようになっています。
よって、どのくらい資金が増えていくのかを想定しやすいです。
また、受け取れる利子は、決まった日におおよそ決まった金額で入金されるため、安定した収入を得ることができます。
今までは資産運用に「安定」は望めないというイメージが強かったので、かなり画期的なサービスだと言えるでしょう。
小額から投資できる
投資と言えば、大金が必要になるイメージを持っていませんか?
確かに、株式投資で任天堂の株を買おうとしたら500万円近くかかりますし、不動産投資をしようと思ったら、数百万から数千万の資金が必要になります。
しかし、ソーシャルレンディングは最低投資金額1万円と、小額から始めることができます。
小額から試しに資産運用を始めてみたいと思っている方にはぴったりですね。
定期預金に比べて、利回りが高い
定期預金では最も高い金利でも1%ほどですが、ソーシャルレンディングでは2~13%の利回りが望めます。
超低金利時代の今、この利回りは相当優秀であると言えます。
ソーシャルレンディングのデメリット
自分の好きなタイミングで資金を引き出せない
ソーシャルレンディングでは、案件ごとに貸付期間が決まっています。
貸付期間は2か月~3年で、期間中は途中解約をすることはできません。
株式や債券は好きなときに現金化できますが、ソーシャルレンディングではそれがかなわないため、投資する資金は「当分使わないお金」に限られます。
資金が減少するリスクがある
ソーシャルレンディングは定期預金と違い、元金保証ではありません。
よって、貸し倒れが発生するリスクがあります。
案件を選ぶ際には、利回りばかりに注目するのではなく、担保や保証があるかどうかも確認するようにしてください。
ソーシャルレンディグの事業者を比較
ソーシャルレンディングの特徴が分かったところで、具体的な事業者を比較してみましょう。
中心案件や利回りから、ぜひお気に入りの事業者を見つけてください!
maneo
利回り:5~8%とやや低め
最低投資額:1万円
特徴:ソーシャルレンディング最大手でシェアNo.1。迷ったらここ!
SBIソーシャルレンディング
利回り:2~7%と低め
最低投資額:1万円
特徴:maneoに次ぐ業界2位。大手のSBIグループに属するため、投資家からの信頼が厚く、安全性に定評がある。
案件少なめで投資家の競争率が高く、利回りが少ない案件でもすぐに満額に達するので、忙しい人には不向き。
グリーンインフラレンディング
利回り:11~13%とかなり高め
最低投資額:4万円
特徴:再生可能エネルギー事業に特化。サービス開始からわずか1年で、ローン成立総額100憶円を達成し、現在業界で最も勢いのある事業者として注目を集める。
その一方、高利回りなので、リスクが高いのでは?という声もある。maneoグループ。
オーナーズブック
利回り:4.5~6%と低め
最低投資額:1万円
特徴:東京23区の不動産中心で、全案件において不動産担保付き。
案件少なめで投資家の競争率が高いが、安全性に定評がある。
アメリカンファンディング
利回り:8~10%とやや高め
最低投資額:2万円
特徴:米国の不動産特化。全案件において不動産担保付きと安全性が高いにもかかわらず、高利回りを実現。
社長が営業活動に積極的なのも好感。maneoグループ。
さくらソーシャルレンディング
利回り:6~8%とやや低め
最低投資額:2万円
特徴:本社は福岡で国内の地域創生に特化。maneoグループ。
ソーシャルレンディングのまとめ
ソーシャルレンディングはここ数年で誕生した新しいサービスです。
まだまだ一般的な認知度は低いため、お手軽な投資法というイメージはどうしても持ちづらいかもしれません。
しかし、この超低金利の時代にますます注目を集めることは間違いありません。
既に資産運用している方も、これから資産運用を始めるという方も、選択肢のうちの1つとして、ソーシャルレンディングを検討してみてはいかがでしょうか。
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