保険に入る時期とは?若い時から続けるのは本当にいいの?
- 2017.12.19
- 金融

いざというときに自分や家族の生活を守ってくれる保険。
若い時から入った方がいい、とはよく聞きますが、どうして若い時から入った方がいいかご存知ですか?
また、保険に入る時期に、良しあしはあるのでしょうか?
今回は、いつ保険に入るのがベストなのか。保険と加入時期について詳しくお伝えします。
保険加入を考える時期とは? 実際に加入する時期はいつなの?
保険の仕事に携わっていると様々なお客様にお会いします。
すると、おおよそですが、保険に入りやすい方と、保険に入りにくい方が見えてきます。
若い元気な時は保険を検討する事が少ない様に思います。
しかし、実際は、学校を出て社会人になった時や結婚をきっかけに保険の加入をする20歳~30歳代の契約数が一番多いです。
次に契約数として多いのは、ぼちぼち病気が気になる年齢の40歳~50歳代です。
本当に若い時から入ればいいの? 若い時から入るメリット・デメリット
若いうちは、病気やケガのリスクが少ないです。
ですから、若いうちに保険に入るのは損の様に思われます。
しかし、交通事故などのケガで入院するのは若い方が多いのです。
ですから、必ずしも若いから保険が必要ないということではありません。
また、ご家族がガン家系で将来に不安がある方は要注意。
いざ、自分がガンに罹ってしまってからでは、保険は助けてくれません。
健康なうちに保険に加入されることをお勧めします。
若い時から入るメリット
まずは、若い時から入るメリットです。
保険は、年齢に合わせて保険料が変ります。
ですので、若いほど、安い保険料で加入出来ます。
若いうちは身体が健康な割合が高いです。
加入する保険によって健康診断や告知が必要です。
告知によっては希望の保険に加入出来ない場合も有ります。
ですから、健康な時に加入しておくというのが一般的です。
また、もし加入(契約)出来ると、加入する保険によっては保障が一生涯または解約するまで続くものや、若くして契約した保険料で一生涯保険料が上がらない保険がある。
保障・保険料が若い時のまま続くというのが一番大きなメリットと言えるでしょう。
若い時から入るデメリット
反対にデメリットとしては、
加入(契約)したときから解約するまで保険料の支払いが続きます。
つまり、保険の加入期間が長いので、その間払い続ける必要があります。
また、いったん加入した後に、医療技術の進歩や時代に合わせて必要な保障が変わって来ることがあります。
その際に保障内容が対応できてない可能性もあります。
人生におけるリスクとは
さて、保険とはそもそも、人生の中で突然の不幸など、突発的な問題が起きた時に、お金という形で、生活などを保障する制度です。
ということは、人生におけるリスクをあらかじめイメージしておくことで、どういう保険に入るべきかがイメージできます。
そこで、人生を取り巻くリスクにてお伝えします。
人生の3大リスク
人生には大きなリスクが3つあるといわれています。
- 病気やケガのリスク
病気やケガによる入院や手術・治療のための費用 - 死亡のリスク
万が一の場合残されたご家族の生活するための費用、万が一の葬儀費用 - 老後・介護のリスク
老後の生活を充実させるための費用・介護費用
それぞれのリスクに応じて、必要となるお金は変わってきます。
また、国では、それぞれのリスクに応じた制度が用意されています。
その制度で賄いきれない分を、任意保険でカバーするという考え方が重要になります。
病気になった時に必要となるお金
= 公的医療保険と高額医療制度 + 準備すべき保障(医療保険・がん保険)
働けなくなったときに必要なお金
= 傷病手当金と障害年金 + 準備すべき保障
死亡に必要な保険
= 遺族年金 + 準備すべき保障(死亡保障)
老後に必要なお金
= 老齢年金 + 準備すべき保障(老後保障)
介護に必要なお金
= 公的介護保険 + 準備すべき保障(介護保障) などが有ります。
例えば、病気やケガのリスクを例にとると、
病気やケガで入院すると治療にかかる費用は公的医療保険・高額療養費で補うことが出来ます。
しかし、公的医療保険や高額医療制度を利用しても、
- 治療費以外に患者の食事代
- 差額ベッド代
- 入院に必要なパジャマ代
- 病院のテレビ代
- 冷蔵庫代
- 家族が見舞いに来るのに必要な交通費
- お見舞いのお返し
などのお金が必要になりますが、こういった費用については、保障されていません。
トラブルがあったときは、意外とこまごまとしたお金が発生します。
そういうときでも安心できるための費用として、保険を考えるというのはとても重要です。
まとめ
治療費・治療費以外の費用については、貯蓄で補えることが出来る人もいると思います。
一方で、結婚や家を建てる、といった際は貯蓄が減ってしまいます。
そういう時は、お金をしっかりと貯めていた人でも、突然の病気やケガの治療費や治療以外のお金の工面がしにくいことも出てくることが有ります。
こんな時ために保険を上手に活用することが大切です。
保険料は年齢を増すごとに高くなる傾向に有るので、若くして健康なうちに保険に加入することをお勧めします。
しかし、今回お伝えしたリスクを具体的にイメージできれば、必要以上に高額な保険に入る必要は有りません。
医療技術の進歩や契約者のニーズに合わせて新しい保障が付いた保険が出てきます。
保険料の支払いは、月払い、半年払い、年払いが有ります。
保険の支払いで生活が困窮する事が無いよう保険の役割と必要性を考えましょう。
そして、どうしても自分だけで考えるのは難しい、という場合は、専門家にご相談されるとよいでしょう。
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