はじめてデグーを飼う人のための購入から飼育までの基礎知識

ここ数年、ペットとして人気急上昇中の「デグー」。

海外では、そのかわいらしさのトリコになった人が続々と増えており、Instagramでもその愛らしいデグーの画像や動画を紹介している人も増えています。

日本では、定番ペットのウサギやハムスターと比べたらまだまだ知名度が低く、デグーを扱っているペットショップも少なく、情報も少ないですね。

ここでは、そんなデグーの魅力とデグーの飼い方についてまとめてみました。

今、「デグーを飼いたい」と情報を集めている方も、「デグーって何者?」という方も、あるいは、「何かペットを飼おうと思っているんだけど・・・」と考えている方も、必見です。

デグーって何?鳴き声や値段、飼育方法は?

デグーとは

デグーは、げっ歯目・・・ネズミの仲間で、大きさ12センチ~20センチ、ちょっと大きめなハムスター、と言ったサイズで手に乗るくらいですね。

寿命は6年~7年、ハムスターやウサギよりも長いのも特徴です。

くりっとした大きなまんまるな目、大きな耳、ちょっとふさふさとしたしっぽが特徴です。

また、様々なバリエーションの鳴き声もその人気の1つで、別名「アンデスの歌うネズミ」とも呼ばれています。

そんなデグー、現在人気急上昇中なのですが、その理由の一つは、ネズミの中でも、ずば抜けて頭がよく、人に慣れやすく、コミュニケーション力と学習能力の高い点でしょうか?

鳴いてご主人様を呼んだり、甘えたりじゃれて遊んだりと、ペットとして飼うと、かなりかわいい姿を見せてくれますし、また長く飼い続けていると、その鳴き声の意味も分かるようになってきて、さらにデグーの魅力に取りつかれてゆくとか・・・

百聞は一見に如かず、デグーの動画を見つけましたので、興味のある方はご覧ください

値段は高価なの?

さて、そんなデグー、日本ではまだそれほど知られていないうえ、ペットショップでもまだ扱っていないところも多いようで、飼うにしても「高いのでは?」と思うかもしれませんが、
デグーの値段は、ピンからキリまで・・・大体2000円から、高いと2万円近くする子もいます。

この値段の差は、正式なブリーダー業者や輸入代理店を通した個体かそうでないか、または、珍しい毛色かそうでないかによって変わるといわれています。

そうでない、一般の飼い主が繁殖させて増えた個体は安くなります。

一番安い所で2000円という事でしたが、普通のペットショップでこの値段で売っているかどうかは謎ですね~

ちなみに、私が住む地域にある、ウサギやハムスター、小動物を扱っているペットショップで調べてみると、7000~8000円前後で販売していていました。

デグーはどうやって飼えばいいの?ハムスターとは違う楽しみ方とは?

デグーを購入する方法

デグーを購入する方法は、主に二種類あります。

1つは、ネット等の「里親募集」の掲示板を利用することです。

デグーを飼っているお家で増えたデグーを里親として引き取る方法です。

この方法ですとお金がかからないのでお得ですが、都合よく近隣でデグーの里親募集があるとも限りませんので、ちょっと難しいかもしれませんね。

もう一つの方法はペットショップで購入すること・・・ウサギやリスなどの小動物を扱っているペットショップで購入することが出来ます。

この方法ですと、里親よりもお金がかかりますが、確実に購入することが出来ます。

そんなデグー、テグーを選ぶチェックポイントがあります。

  • 毛並みがつややか?
  • 耳がかじられていたり、汚れたりしていないか?
  • 目やにがなく、目に輝きがあるか?
  • しっぽが切られていないか?

等です。また、ペットショップの店員さんと相談して相性が良い子を選びましょう。

また、購入するときに、近所のデグーを診てくれるペットショップも紹介してもらいましょう、病気になったときに大変ですからね。

デグーと一緒に購入したい飼育グッズ

また、デグーを買うときは、他にもこんなグッズが必要になります。

  • ゲージ
  • 巣箱
  • 止まり木、ハンモック、回し車、かじって遊べるおもちゃなど
  • 食器、給水ボトル
  • 床材(牧草やマット)
  • キャリーケース
  • 暑さ、寒さ対策のグッズ
  • 脱走防止用のナスカン

ざっと思いついたものを挙げてみましたが、まだ必要なものもあるかもしれませんので、ペットショップで相談してみましょう。

なおデグーは慣れてくるとゲージの扉を自力で開けてしまうそうですので、脱走防止グッズは必須です。

デグーを飼うときの注意点

・餌

デグーは草食動物で、野生ではサボテンや木の皮、種を食べていますが、実際に飼うときは、「チモシー」というイネを干して作られた牧草を食べます。

他には、チモシーでは不足する栄養を「ペレット」で補うようにして餌をあげます。

また、普段食べているものと違う餌をあげると、体調を和する来ることがあるので、飼う時、ペットショップで何を食べていたか聞いて、それと同じ餌をあげると良いかもしれませんね。

なお、デグーは食欲旺盛で、エサがあるとあるだけどんどん食べてしまい、食べすぎると糖尿病になることも! 餌のあげすぎには気をつけましょう。

・温度管理

デグーを飼育する点で一番気をつけなくてはいけないポイントは、「温度管理」です。

特に日本の環境はデグーの住んでいる環境とは違うので、特に注意が必要です。

デグーの最適温度は20℃~27℃といわれていて、特に夏や冬にの暑さ寒さ対策が重要になってきます。

ゲージを置くお部屋によってはエアコンをつけっぱなしにして温度管理をする必要がありますし、冬場は小動物用のゲージのヒーターを入れた方が良いです。

・良くかじり、よく脱走します

部屋の中で離すときは、電気のコードや部屋のドア、たんすといったものは確実にかじられてしまうので、ある程度のガードと対策が必要になります。

また、頭が良いので、ゲージの扉などは慣れてしまうと勝手に開けて脱走してしまいます。

目を離したすきに脱走して電気コードをかじって感電・・・なんて事になったら大変です。

かじる対策と脱走対策はかならず行いましょう。

・臭い対策

室内で飼う動物には共通して言えることなのですが、「臭い」対策は必要になります。

デグーには体臭はありませんが、排せつ物や食べ物の食べ残しが原因で強烈なにおいになってしまう事もあるようです。

まめにゲージ掃除や排せつ物の処理をしたり、食べ物の食べ残しはちゃんと処分しましょう。

デグーとの楽しみ方

デグーがペットとして人気が出た理由の一つは、そのコミュニケーション能力の高さです!

デグーが環境に慣れてきたら、ゲージの外に出したり抱っこしたり、部屋の中をお散歩させてあげながら、徐々に仲良くなってゆきましょう。

そして、仲良くなってくると、鳴き声やしぐさでコミュニケーションをとるようになってきます。

デグーのコミュニケーション能力の高さは、犬や猫をはじめとした他の動物と比べてかなり高いですので、慣れてきたら、とても楽しいことになりそうですね?

デグーの飼い方に関するまとめ

「デグー」について、軽くまとめてみました。

デグーはネズミの仲間ですが、ハムスターやモルモット類と比べたら、まだまだ日本ではなじみが薄いですね。

けれど、独特な愛らしさとコミュニケーション能力の高さはハムスターやモルモットとは比較にならないといわれています。

何か小動物を飼いたい・・・そうお考えでしたら、その候補のなかの一つに入れたら、楽しいかもしれませんね。