やってはいけない?熊と出会った場合にとってはいけない行動とは?
- 2018.04.14
- 動物
クマは獰猛で恐ろしい動物です。もし出会ってしまった場合、どういう行動をするべきなのでしょうか。
この記事では、クマに死んだふりは有効なのか、実際にクマと出会ってしまった場合、どういう行動をすればいいのかなど、クマと出会った場合にするべき行動について書きます。
熊に死んだふりは本当に有効なのか
昔から、「クマと出会ったら死んだふりをしたらいい」という話があります。しかし、それは本当に有効なのでしょうか?
答えは「No」です。
クマは好奇心旺盛な動物なので、死んだふりをしていると触りにくる恐れがあります。
また、熊は死んだ動物も食べます。死んだふりなどしていると逆に食べられてしまうかもしれないのです。
ですから、死んだふりをしてやり過ごすというのは非常に危険です!絶対にやらないでください。
では、実際にクマと出会ってしまったらどういう行動をするべきなのでしょうか?
実際に熊と出会ってしまった場合にするべき行動
日本には2種類のクマがいます。ヒグマとツキノワグマです。
ヒグマは北海道にのみ生息しているクマで、どちらかと言えば肉食系、北海道以外に生息しているのがツキノワグマで、どちらかと言えば草食系です。
まず、落ち着く
どちらのクマにしろ、出会ったらまず落ち着くことが大切です。
上記にも書きましたがクマは臆病な動物なので、いきなり大声を出したり走って逃げるなどということは絶対にしてはいけません。
いきなり大きな声を出したり走って逃げるとクマがパニックになり、襲ってくる恐れがあります。
背中を見せない
クマは背中を見ると追いかけてくる習性もあります。
クマの走る速度は30・40キロ以上、早いもので60から70キロほどです。
そんなスピードで追われれば人間はひとたまりもないですよね。
目を見て少しずつ下がる
まずは、クマをパニックにさせないよう、落ち着いて毅然とした態度でクマの目を見つめ、少しずつ後ろにさがりましょう。
うまくいけば、ふと目をそらしたときにほとんどのクマは立ち去ります。
荷物を置き気をそらせる
もし、それでも近づいてくる場合はエサとなるようなものやリュックなどの荷物を置き、気をそらせて離れましょう。
道具を使って反撃
それでも追ってくる場合は死に物狂いで反撃しましょう。
ナタなどでたたくといいです。クマも痛みを感じ、逃げていきます。
熊撃退スプレーを使う
とはいえ、反撃できる人もいれば恐ろしくてできない人もいると思います。
そんな方は、「クマ撃退スプレー」というものがあるので、携帯するようにしましょう。
クマ撃退スプレーには唐辛子成分が含まれているので、クマの顔に噴射すると痛みを感じて逃げていきます。
このスプレーは非常に有効なものなので、反撃する自信のある人でもクマが生息している場所に行く際は最終手段として、必ず持っていくべきです。
熊に会わないようにする対策をきちんととって出かけましょう
そもそも前提として、クマと出会わないようにすることが1番大切です。
人々が色々な所へ出かけ、キャンプなどで楽しむ夏場はクマの繁殖期で、パートナーとの出会いを求めクマたちの行動範囲も広くなるので特に注意が必要です。
事前にクマがいる場所なのかをよく調べ、いる場所の場合はクマと出会わないよう、「クマ鈴をつけていく」や「笛を吹いたり声を出す」など、クマに人間がいるということを知らせながら歩くようにしましょう。
クマは臆病な動物なので、人間がいるということがわかればあまり近づいてくることはありません。
熊と出会ってしまった際に取るべき行動、いかがでしょうか?
クマに出会わないように注意すること、もし出会ってしまったらとにかく落ち着くこと。
これだけは絶対に忘れないようにしてくださいね。この記事が皆さんの役に立てれば幸いです。
(役に立つ状況にならないことが一番ですが…)