お彼岸とは何か?2017年・2018年のお彼岸の入りも調査しました

お彼岸とは何か?2017年・2018年のお彼岸の入りも調査しました

お彼岸と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?私は、第一にお墓参りを思い浮かべます。季節が来ると、自分のご先祖様に挨拶に行くような感覚を覚えます。でも、そもそもお彼岸とは何かをよく分かっていないのが現状です。では、お彼岸について、色々と調べていこうと思います。

お彼岸とは何か?お彼岸の定義は?

お彼岸は、春と秋に2回あるもので、春分と秋分の日を中心とした、前後3日を遭わせた日間を言うそうです。
7日間もあることを知って少し驚いています。

彼岸が春分や秋分にある理由

私たちの世界は東にあるとされており、亡くなった方が行く場所は西にあるとされています。太陽が真東から真西に沈む春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さがほとんど同じようになります。これが、あの世とこの世が近くなる時間とされて、ご先祖や亡くなった方と向き合う時間になるのです。

お彼岸は、ご先祖や自然に対して、感謝の気持ちを表す期間で、日本独自の仏教の行事だそうです。仏教は奥が深いものなので、背筋がピンと伸びる感じがしますね。ご先祖や、自然に対しての敬意を表す行事と言う事を知ると、大切に行わなければいけないなと思いました。

お彼岸は、お寺の法要やお墓参りに行って、亡くなった人へ対して想いをめぐらせて、感謝の気持ちを送ります。

彼岸の始まり

お彼岸の始まりは、聖徳太子の頃からだと言われています。日本後記に、天皇の供養のために、お坊さんを集めて法要を行ったことが、お彼岸の始まりとされているようです。

日本は、農耕文化なので、真東から太陽が昇るお彼岸の時期に、自然の恩恵をたたえる風習があって、これと仏教が結びついてお彼岸が始まったのではないかと言われています。

彼岸の言葉の意味

お彼岸の言葉の意味は、彼の岸と書いて、悟り、涅槃(ねはん)の境地を意味します。語源はサンスクリット語から来ています。

煩悩(ぼんのう)と迷いの世界から、悟りの世界へ行くために修行をする、その期間がお彼岸とされています。

お彼岸にお墓参りをしますが、お墓参りは何度でも繰り返し行くことが望ましいと言われています。お彼岸だけでなくても良いと言うことです。

お彼岸に、お墓参りをするのは、日本独特のもので、仏教では、サンスクリット語でパーラミーターと言い、漢訳で到彼岸の略だと言われています。悟りの境地に達した世界である彼の岸に到達する意味を持ち、お寺などで行われる法要や先祖供養の意味で使われることが多いそうです。

2017年、2018年のお彼岸の入りはいつから

お彼岸の入りは、2017年は9月20日(水)から9月26日(火)です。

2018年の春のお彼岸が、3月18日(日)から3月24日(土)

2018年の秋のお彼岸が、9月20日(木)から9月26日(水)となっています。

春のお彼岸に食べる食べ物、秋のお彼岸に食べる食べ物

お彼岸の食べ物ですが、春と秋では少し違っているようです。春のお彼岸は、ぼたもちを食べて、秋のお彼岸は、おはぎを食べることが多いようです。違いはあんこの粒があるか無いかです。

ぼたもちやおはぎを食べる理由

なぜ、ぼたもちやおはぎを食べるかと言うと、ときは江戸時代までさかのぼります。江戸時代では、砂糖がとても貴重で、なかなか手に入るものではなかった時代です。その大切な砂糖を使って、おはぎやぼたもちを作り、節目の日や、大切な人へふるまったのです。

ぼたもちやおはぎに使われる小豆は、赤い色をしていますよね。それが、当時では魔よけになると信じられていました。悪いものを払って、ご先祖へ供養の品としてぼたもちとおはぎが作られていたのです。

重要な日でもあるお彼岸に、当時では高価だった砂糖をたっぷり使い、小豆に混ぜてぼたもちやおはぎを作り、お供え物として魔よけや豊作を願っていたと言われています。

ぼたもちは、春の花の牡丹から来ています。3月のお彼岸には、ぼたもちをお供えすると良いですね。

おはぎは、秋の花である萩(はぎ)から来ています。9月に咲く萩に見立てて、おはぎを作ったと言われています。

彼岸についてのまとめ

お彼岸についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか。

大切なご先祖のことや亡くなった方を思い浮かべ、素敵な時間を過ごせると良いですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。