何時入るのが効果的?5月5日「端午の節句」に入るしょうぶ湯の入浴法

何時入るのが効果的?5月5日「端午の節句」に入るしょうぶ湯の入浴法

昔から伝わる入浴法のひとつしょうぶ湯。
最近はあまり浸透していないように思うのですが、このしょうぶ湯にはどのような言い伝えや効果があるのでしょうか?
ここでは、そのしょうぶの知らないともったいない効果や魅力について紹介しましょう。

しょうぶ湯の効果を発揮させるための基礎知識

しょうぶとは?

菖蒲(しょうぶ)は薬用効果もあるサトイモ科にも属する多年草です。美しい花を咲かせる花菖蒲はアヤメ科で、この菖蒲とは違う植物なので間違えないように。
菖蒲は川や池、沼地などの湿地帯に生息していて、5~7月薄黄緑色のガマの穂のような目立たない地味な花を咲かせる植物です。

しょうぶ湯とは?

昔から邪気をはらう薬草として知られ、江戸時代に菖蒲と尚武をかけて5月5日を尚武の節日として祝うようになりました。
「端午の節句」はここから始まり、その香りにより悪疫を退散させる民間療法として厄落としの年中行事と結びついたようです。

何時に入ると効果的?

どちらかというと、活性化よりリラクゼーションに効果を発揮します。もちろん、出かける前の入浴もよいですが、基本的には、夜家に帰ってから入るとよいでしょう。

また、お湯を熱くしすぎると身体への負担が大きくなります。効果的なのは、ちょっと集めのお湯で菖蒲湯の成分を溶かし、ちょっと冷ましてからゆっくり入るのがいいでしょう。

いわゆる薬湯になるので、お湯から出ても、温かさは持続します。むしろ、寝る直前の入浴は、睡眠の妨げになります。ですから、お湯につかってすぐに寝るような時間には入らないほうが無難です。

お風呂以外のしょうぶの使い方は?効果は?

根や葉をそのままお風呂に入れたり刻んで入れたりして沸かして使います。

菖蒲にはアサロンやオイゲノールという精油成分が含まれていて、腰痛や神経痛を緩和する効果があるそうです。

お店で売っている菖蒲は葉の部分が多いのですが、血行促進や保湿効果がある精油成分が含まれるのは根の部分です。
漢方薬局で相談してみてもいいかもしれません。

葉が独特の香りがすることから、アロマセラピーにも用いられ、心身をリラックスする効果も期待できます。
地味な植物ではありますが、菖蒲は近年ジャパニーズハーブとして見直されています。

しょうぶはどこで売ってるの?おすすめは?

5月頃スーパーやお花屋さんで200~500円くらいで売られていたり、身近な所で入手できない場合は、漢方薬局にも売ってるので相談してみるといいでしょう。手軽に菖蒲湯が楽しめる市販の商品もあるので、それを利用するのもいいかもしれません。

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しょうぶの効果は薄れるものの、香りや湯ざめを防ぎ和漢エキスによるしっとりなめらかな湯上り感が味わえると好評です。100円で気軽にしょうぶ湯に入れて厄落とし行事を味わえるうれしい商品ですね。

しょうぶ湯まとめ

先人の知恵はやっぱりすごい!って思うのと、あらためて知らなかった菖蒲の魅力を知ることができました。
また、今まで興味がなかった川や池、沼地に生えてる植物に興味がわいてきました。

菖蒲湯はよもぎと一緒に売られていることもあり、5日5日の「端午の節句」の日には、ぜひしょうぶ湯に入って厄を落とし、身もこころも浄化して福を呼び込みましょう!