徳川家康や徳川将軍と大河ドラマの黒いつながり?次の主人公は誰だ!

徳川家康や徳川将軍と大河ドラマの黒いつながり?次の主人公は誰だ!

江戸幕府の将軍、(この文章の中では「徳川将軍」とします)は、主人公、そうでないにかかわらず、大河ドラマに出てくる機会が多いようです。

そんな大河ドラマに出てきたことがある徳川将軍と、いまだ出てきていない徳川将軍、そしてそれらから今後の大河ドラマの主役を大胆予想? してみたいと思います。

大河ドラマのタイトルになった徳川将軍とは

NHKの大河ドラマと言えば、1年かけて主人公の一生をたどる壮大なドラマ時代劇ですが、戦国時代から江戸時代にかけてを扱う内容が多いのです。

その中でも、江戸幕府の将軍を扱ったものは多く、タイトルに将軍の名前が入っているもの、将軍が主人公のものは、

・徳川家康(1983年)
・八代将軍吉宗(1995年)
・徳川慶喜(1998年)

この三本で、他にも

・葵~徳川三代~(2000年)

この作品は、初代将軍家康~三代将軍家光の三人が主人公で、この三人を通して、戦国時代の動乱の終わりから安定した江戸時代へと移ってゆく様を描いています。

NHK大河ドラマが2018年現在で57本オンエアされていますが、その中の3本が江戸幕府の将軍を描いているのは、「多い」と感じるか「少ない」と思うかは人それぞれかもしれませんね。

この3人に共通して言えることは、歴史の教科書の常連とも言うべき有名人な上、現代の人にとって「手本となるべき歴史上の人物」ですので、当時のNHK大河ドラマ制作する側も、「扱いやすかった」のかもしれませんね。

主人公の「関係者」扱いの徳川将軍とは

さて、NHK大河ドラマに江戸幕府の将軍が出てくるのは、これだけではありません。

主人公ではないものの「登場人物」として出演している将軍はたくさんいます。

例えば、上で紹介した「八代将軍吉宗」のドラマでは、

・五代将軍綱吉
・六代将軍家宣
・七代将軍家継
・九代将軍家重

が出てきていますし、ドラマ「篤姫」の時には、

・十二代将軍家慶、
・十三代将軍家定
・十四代家茂
・十五代慶喜

が登場人物として出演しています。

また、確認してはいませんが、大河ドラマ「春日局」では、三代将軍家光の他に、子役とはいえ

・四代将軍家綱

までもが出演しています。

この他の大河ドラマでも、江戸時代や戦国時代を扱った大河ドラマには、主人公とまではいかないにせよ、登場人物の一人として家康や徳川将軍が出演している回は珍しくありません。

次の主人公はこの中に?いまだ出てない徳川将軍リスト

さて、こうしてリストアップすると、気になってくるのが、「いまだ大河ドラマに出演していない徳川将軍」ですね。

私はすべてのNHK大河ドラマを見ていたわけではないのですが、ざっと調べた所、大河ドラマに全く出てきていない江戸幕府の将軍となると、

・十代将軍家治
・十一代将軍家斉

の二人です。

この二人は、徳川幕府の歴史上「何をやったのか今一つ伝わってこない」将軍なのかもしれません。

十代将軍徳川家治とは

十代将軍家治は、八代将軍吉宗(暴れん坊将軍の主人公として有名ですね、名君と謳われています)の孫で、幼いころはとても利発で、吉宗はこの家治にとても期待していたそうですが、特に「これをやった」という業績が残っていない将軍です。

歴史の教科書によく出てくる、側用人「田沼意次」に政治を任せ、自分は趣味の将棋に没頭、その腕前はなかなかのものだった(一説には七段の実力があったとか・・・)と伝えられています。

十一代将軍徳川家斉とは

十一代将軍家斉は、将軍在任期間がおよそ50年、歴代将軍のなかで一番長期にわたって在任していた将軍でした。

また、家斉が将軍を隠居したのちも政治の実権を握っていたことから、家斉が政治の実権を握っていた50年+大御所時代数年を「大御所時代」といいます。

将軍家斉は、十代将軍家治の時代から政治を司っていた(歴史的には田沼の時代は「賄賂の時代」とか「悪性の時代」とも言われていますが、賛否両論ですね)田沼意次を退けて、松平定信を老中首座に任命、これがきっかけで「寛政の改革」が始まったのは、歴史の教科書に載っていますね。

有能な将軍、かとおもいきや、それだけではなく。

とても女好きで、現在確認されているだけで、正妻も含めて側室が18人、子どもも50人以上いたとか、オットセイが原材料の精力剤を使っていたことから、「オットセイ将軍」と言われていたとか・・・

一説には、その子供たちを他の大名や藩に嫁がせることで、大名を統制していた、とも言われていますが、実際はどうなんでしょう??

実は老中が主人公に?!江戸幕府を牛耳った老中たちとは?

江戸時代後期になると、将軍が自ら政治を司るという事が少なくなり、老中が政治の実権を握っていましたので、江戸時代後期の将軍が、江戸時代初期~中期の将軍程有名ではないのは仕方がないかもしれませんね。

例えば、悪政を敷いたと言われている「田沼意次」は、十代将軍家治の治世に老中に就任しましたし、歴史の教科書に出てきた「松平定信」は、十一代将軍家斉の治世の老中で、寛政の改革を行った人です。

寛政の改革と並ぶ江戸時代三大改革の1つ、天保の改革は水野忠邦が老中の時代で、時の将軍は十一代家斉から十二代家慶の時代、老中が改革をしていた治世の将軍は、老中の名前ばかりが表に出てきていて、「そういえばだれだったっけ?」というのが実際です。

もしかしたら、そんな「老中」が今後、「大河ドラマの主役」になる日も来るかもしれませんよ??

徳川将軍と大河ドラマの関係性についてまとめ

江戸時代の徳川将軍と大河ドラマとの関係についてまとめてみましたが、やはり大河ドラマの主役に抜擢されるには、「歴史上に名前が残った」人物であることがとても重要。

また、最近は大河ドラマによって地方が活性化する傾向がありますので、主人公が、その地域でとても大切にされていることも大切なのかもしれませんね。

そう考えると、江戸時代に名前が残っている老中や大老といった役職の人も、もしかしたら大河の主役になるかもしれませんよ?