この蝉の鳴き声はどの蝉?実際の音声を聞いて蝉の種類を確認しよう!

この蝉の鳴き声はどの蝉?実際の音声を聞いて蝉の種類を確認しよう!

蝉の種類はいくつか知っていても、「それぞれどんな特徴があるの?鳴き声はどう聞き分ければいいの?」などと思っている方がいらっしゃると思います。
この記事ではそんな方のために、有名な蝉の種類とそれぞれの特徴、鳴き声の違いなどを紹介します。

蝉の種類と特徴・鳴き声

蝉の種類は日本だけでいうと30種類ほどいますが、その中から特に有名な蝉を挙げるとすれば、「クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ」などでしょうか。
6種類全ては分からなくても、少なくとも1種類は聞いたことがあると思います。

それでは、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

クマゼミの鳴き声

クマゼミの体長は60~70mmほどで、黒いからだと翅は透明です。

本州の関東南部あたりから四国、九州、沖縄と、平地や低山地などにかけて広く分布している蝉
です。
私の住む関西でも、毎年クマゼミが耳がおかしくなるほど沢山鳴いています。

この蝉は比較的温暖な気候を好みます。
成虫は7月上旬ごろから発生し、だいたい9月上旬ごろまで鳴き声を聞くことができ、午前中によく鳴きます。
鳴き声は、「シャアシャアシャアシャア」という感じです。

クマゼミの鳴き声

 

また、蝉には好みの木があるようです。
クマゼミは、桜やケヤキなどによくたかっているのが確認されます。
私の家にはオリーブの木があるのですが、オリーブはあまり好きではないのでしょう。
止まって鳴く蝉はあまり多くありません。

アブラゼミの鳴き声

アブラゼミの体長は56~60mmほどで、黒褐色の体と翅は茶色です。
この「アブラゼミ」という名称は、鳴き声が油を熱したときの音に似ているところからきています。
決して油っぽくべたべたしているわけではありません。

鳴き声を文字で書くとすれば、「ジジジジジジジジ~」という感じでしょうか。

アブラゼミの鳴き声

この蝉は、桜やリンゴ、ナシなどの木を好みます。
また、暑くて湿度の高い気候を好みます。
北海道、本州、四国、九州と、平地や山地、低山地など、日本だけでいうと沖縄以外であればだいたいどこでも生息しています。
ほとんどの方が目撃したことがあるのではないでしょうか。

成虫は7月上旬ごろから発生し、だいたい9月の中旬ごろまで鳴き声を聞くことができ、夕方によく鳴きます。
日が暮れると蝉は基本的に鎮まるはずなのですが、アブラゼミの最盛期がくると、日が暮れていったん静まったアブラゼミたちが、夜中23時や0時ごろから再び鳴きだすことがよくあります。

ミンミンゼミの鳴き声

ミンミンゼミの体長は33~36mmほどで、胸部と腹部の境界部が白、その他黒や水色、緑などの斑紋があります。
翅は透明で、アブラゼミと比べて体長は短いのですが、この蝉は羽が大きいので、翅を含めるとアブラゼミと同じほどの大きさになります。

北海道南部から本州、四国、九州と、広く分布しています。
また、比較的涼しい気候を好み、東日本では平地でも普通に見られるものの、西日本では基本的に山地などに行かなければ見られません。

成虫は7月中旬ごろから発生し、だいたい9月下旬ごろまで鳴き声を聞くことができ、桜やケヤキなどの木を好みます。
朝によく鳴きますが、基本的に1日中鳴いています。

鳴き声は、名前通り「ミーンミンミンミンミー」という感じです。

ミンミンゼミの鳴き声

ドラマやアニメ、映画などでもよく使われている鳴き声なので、ほとんどの方が聞いたことのある鳴き声かと思います。

ヒグラシの鳴き声

ヒグラシの体長はオスが28~38mmほど、メスが21~25mmほどで、翅は透明です。

体はほとんどが赤褐色ですが、山地のヒグラシは少し黒っぽかったりします。

北海道南部から本州、四国、九州と、広く分布しています。

平地や低山地、山地など、様々な所で見られるのですが、涼しい気候を好む蝉なので、山地などに行くとほぼ間違いなく鳴き声を聞くことができます。

また、この蝉は広葉樹林やスギなどを好みます。
成虫は6月下旬ごろから発生し、だいたい8月下旬ごろまで鳴き声を聞くことができます。

鳴き声は、「カナカナカナカナ」という感じで、早朝や夕方などの薄暗い時間によく鳴きます。

ヒグラシの鳴き声

この鳴き声も、ドラマや映画、アニメなどでよく使われているので、聞いたことのある方が多いかと思います。

ニイニイゼミの鳴き声

ニイニイゼミの体長は20~24mmほどで、翅は茶色です。
体は灰褐色や黒、橙色のw型の模様があります。
北海道、本州、四国、九州、沖縄と、広く分布しています。

また、ニイニイゼミの幼虫は、しっかり湿気を含んだ土壌でなければ生存が難しいので、土が乾燥するような所では少ないです。
成虫は6月下旬ごろから発生し、だいたい8月下旬ごろまで鳴き声を聞くことができます。

最も鳴くのは早朝と夕方ですが、この蝉は基本的に一日中いつでも鳴いているというイメージです。

鳴き声は、「チュ~チ~」という感じで、桜やケヤキなどの木を好みます。

ニイニイゼミの鳴き声

ツクツクボウシの鳴き声

ツクツクボウシの体長は30mmほどで、翅は透明です。
体は緑や黒色があり、黒色部分にもw型の緑色の模様があります。
北海道、本州、四国、九州と、平地や山地などの森林などに広く分布しています。
好みの木は特になく、様々な木に止まるようです。

またこの蝉は、クマゼミやアブラゼミなどの他の蝉と比べてすばしっこいので、捕まえるのは少し大変です。
成虫は7月下旬ごろから発生し、だいたい10月上旬ごろまで鳴き声を聞くことができます。
鳴く時間帯は朝から夕方までで、名前の通り「ツクツクボウシ、ツクツクボウシ」という感じの鳴き声です。

ツクツクボウシの鳴き声

特徴的な鳴き声なので、興味のない方でも頭に残りやすいと思います。

まとめと一覧表

いかがでしょう。それぞれの違いはお分かりいただけたでしょうか?
色々な特徴、鳴き声の蝉がいて、面白いですよね。

夏、蝉が鳴きだしたときに、この記事が参考になれば嬉しいです。

最後に、今回紹介した蝉の特徴について一覧表にしてみました。ぜひ、参考にしてみてください!

セミの鳴き声一覧表1(クマゼミ・アブラゼミ・ミンミンゼミ)

クマゼミ アブラゼミ ミンミンゼミ
動画
体長 60~70㎜ 56~60mm 33~36mm
身体の色 黒褐色 胸部と腹部の境界部が白、その他黒や水色、緑などの斑紋
翅の色 透明 茶色 透明
生息地 本州の関東南部あたりから四国、九州、沖縄と、平地や低山地などにかけて広く分布 北海道、本州、四国、九州と、平地や山地、低山地など、日本だけでいうと沖縄以外であればだいたいどこでも生息 北海道南部から本州、四国、九州と、広く分布
好みの気候 温暖な気候 暑くて湿度の高い気候 比較的涼しい気候
好みの木 桜やケヤキ 桜やリンゴ、ナシ 桜やケヤキ
鳴く時期 7月上旬ごろ~9月上旬ごろ 7月上旬ごろから発生し、だいたい9月の中旬ごろ 7月中旬ごろから発生し、だいたい9月下旬
鳴く時間帯 午前中 夕方~夜 朝or一日中

セミの鳴き声一覧表2(ヒグラシ・ニイニイゼミ・ツクツクボウシ)

ヒグラシ ニイニイゼミ ツクツクボウシ
動画
体長 オス:28~38mm
メス:21~25mm
20~24mm 30mmほど
身体の色 赤褐色(山地では少し黒っぽい) 灰褐色や黒、橙色のw型の模様 緑や黒色があり、黒色部分にもw型の緑色の模様
翅の色 透明 茶色 透明
生息地 北海道南部から本州、四国、九州と、広く分布。山地などに行くとよく聞こえる 北海道、本州、四国、九州、沖縄と、広く分布 北海道、本州、四国、九州と、平地や山地などの森林などに広く分布
好みの気候 涼しい気候 幼虫は、しっかり湿気を含んだ土壌でなければ生存が難しいので、土が乾燥するような所では少ない 比較的どこでもOK
好みの木 広葉樹林やスギ 桜やケヤキなど 好みの木は特になく、様々な木に止まる
鳴く時期 6月下旬ごろから発生し、だいたい8月下旬ごろ 6月下旬ごろから発生し、だいたい8月下旬ごろ 7月下旬ごろから発生し、だいたい10月上旬ごろ
鳴く時間帯 早朝や夕方などの薄暗い時間 最も鳴くのは早朝と夕方ですが、この蝉は基本的に一日中いつでも鳴いている 朝から夕方まで