プロ野球セ・リーグのファンクラブ特典を比較してみた!2018年版

プロ野球セ・リーグのファンクラブ特典を比較してみた!2018年版

プロ野球チームには球団毎にファンクラブが存在します。
入会すればいろいろな特典グッズがもらえます。

例えばユニホームや帽子、応援グッズ等々意外と豪華な品々で、客観的に見ればこれだけで会費の元は取れているように見えます。

ただ、それはあくまでもグッズが欲しいと思うファンの人たちにとってのお話です。
ファンの形は多種多様です。
応援グッズとかを身につけずに、ただただゆっくりと好きなチームの試合を見たいというファンにとっては、このような応援グッズなんて無用の長物となってしまいます。

それでは、そんなファンの人たちがファンクラブ入会するのは意味がないことでしょうか?
いいえ。ファンクラブの特典には招待チケットが入っているケースがあります。
そのチケットで試合を観戦できるのです。

貰える招待チケットと、それ相当の同じ席のチケットを一般販売で購入した場合を比較すると、その価格だけで大幅にお得になる球団もあります。
今回はわかりやすく、ファンクラブに入会すると、その招待チケットの価値だけで、会費の元が取れているのかどうかについてセ・リーグ6球団のファンクラブ特典を比較検証したいと思います。

読売ジャイアンツはチケット恩恵が少ない?

まずは読売ジャイアンツです。

一般会員はプライム会員といいます。年会費は4,800円です。

ジャイアンツは招待チケットの特典はありませんが、会員になると先行予約ができ、一般価格より数百円の割引で入場券が購入できます。

ただ、人気球団なのでファンクラブ先行予約が出来るからといって必ずチケットが取れるわけではありません。

二年目以降、会員を継続した際に指定席D(1,700円前後)が二枚もらえるようです。
これは3,400円相当になります。
ジャイアンツの場合、会費分のチケット価格の恩恵があるかといえば、チケットが希望通りに取れて何回か見に行くことができればありかもしれませんが、他球団に比べるとちょっと厳しいかもしれません。

ヤクルトスワローズは観戦すればするほどお得?

次にヤクルトスワローズです。

ヤクルトにはファンクラブのコースが何種類かあります。

プラチナ会員は13,000円と高額ですが。特典のチケットはSS席1枚と外野席2枚がもらえます。
これを普通に購入すると約9,000円相当になります。

ゴールド会員の会費は7,000円でSS席1枚と外野席1枚で7,000円相当。

レギュラー会員は3,500円で外野席1枚の2,000円相当です。

ただヤクルトの場合は一枚500円程度、会員割引でチケットを安く購入できる場合もあり、観戦する試合が多いほど入会していると、一般で入場するよりはお得になります。
年間4,5試合以上を神宮球場で観戦するのであれば、ファンクラブに入会する方がお得でしょう。

横浜ベイスターズは平日観戦がお得?

横浜ベイスターズはどうでしょうか?

ここは招待チケットの考え方が他の球団と比べて特殊です。

スペシャル会員は8,000円で招待券の権利が4枚。
レギュラー会員は3,000円で招待券の権利が2枚もらえます。

招待チケットでいろいろなエリアへの入場を選択できますが、一番高価なエリアは4,600円相当のファンクラブエリアのA席に入場できます。

招待券の権利が4枚あると単純に4試合をそのチケットで観戦出来るわけですが、試合日によって招待券の消費枚数が違うことがあります。

例えば平日の試合なら消費枚数が1試合0.5枚相当とか、逆に土日なら1試合でも2枚分相当の消費枚数となるとか。

ですから4枚相当の招待チケットの権利がある場合
すべて平日の試合を観戦するなら8試合招待してもらえるのですが

土日に行くなら2試合しか観戦出来ないことになります。

横浜球場で平日のナイターを何試合も観戦する予定のある方にはお勧めです。
(7月以降のペナントレース後半戦になると、平日でも1試合相当となるケースもあります)

中日ドラゴンズはレギュラー会員がお得?

中日ドラゴンズはレギュラー会員3,900円で、パノラマB席(2,600円前後)が二枚もらえますから、5,200円相当のチケットがもらえるわけで、これだけで充分元が取れることになります。

ゴールド会員も、会費は10,000円と高額になりますが、内野A席(4,900円前後)が二枚もらえるのでこれだけでほぼ元が取れることになります。

ほかの試合も先行予約で数百円の会員割引でチケットが取れますから、ナゴヤドームに三試合以上観戦に行く場合は充分元がとれることになります。

阪神タイガースは若干の会員割引のみ

阪神タイガースの場合は会費3,600円。

招待チケットはありません。

そのかわり先行予約が出来て数百円安めに購入できますがそこは人気球団。ファンクラブ会員でもチケットが取れないケースもあり、チケット代金だけで元を取ろうと思っている方には入会はお勧めできません。

広島カープは恩恵なし

広島カープのファンクラブ会費は3,500円。
招待チケットは無く、先行予約は出来ますが割引は無いため、チケット代の恩恵は皆無です。

入場料の元を取るだけの目的で阪神と広島のファンクラブに入るのはおすすめできません。
ただし、それ以前に阪神も広島もシーズン前には入会を締め切り、入会するだけで一苦労だそうです。
ジャイアンツを含めて人気球団ほどチケットの恩恵は少ないようです(^_^)

6球団のファンクラブ特典、チケット代比較のまとめ

いかがですか?

ヤクルト、横浜、中日あたりのファンクラブはチケット代金だけを考えても入会した方がお得ではないでしょうか?
いらないと思っていた応援グッズもチケット代を差し引いて、ただで貰えると思えば結構うれしく感じるものです。

後、例えば広島ファンであっても、神宮や横浜で年に数試合の広島戦の観戦を予定している方は、ヤクルトや、横浜のファンクラブに入会しちゃうのもありですね。

チケット代金が安くなるし、入手しやすくなります。それに一度に数枚割引価格で購入できますから多人数で行けば行くほどお得になります。

今シーズンプロ野球観戦を予定している方は是非入会を検討してみてはいかがでしょうか?