ゾウ・キリン・パンダ・コアラ・カバ・ラクダの知られざる特徴とは?

ゾウ・キリン・パンダ・コアラ・カバ・ラクダの知られざる特徴とは?

これから変わった動物について6つを並べていきます。

あんなのはたいして変わっていない。そう思う人もいるでしょうが。実際にそれを見てみると、他の動物と比べて特異な形態を持っています。
動物たちは、進化の過程でいろいろな特徴を持つようになり、それにより動物たちは分化拡散していく。
それで、生き残るために変わった特徴があれば有利になります。

ゾウ

ゾウは地上に生きる動物の中で最大である。体高が3mになる。大きな牙を持ち、それで地面を掘ったりします。
きわめて長い鼻を持ち、その鼻で物を動かすことができる。自由に動く鼻がなければ、ゾウは生きていくことができない。ゾウの鼻は手になっています。

重い体重を支えるために、足は丸太のように太くなっています。足の指は丸太の中に半分ほど埋没しています。
歯は2本の牙を除いたら、でっかい奥歯が4本しかない。前歯がないから、噛み切ることができない。ゾウの口の中に手を入れても危険じゃない。
現世のゾウは暖かい土地に住んでいて、体温を逃がすために大きな耳を持っているが、絶滅種のマンモスでは耳が小さかった。

キリン

首が長くてひょろ長い動物。体型からしてバランスが悪そう。先祖のオカピの体型から見てかなり背が高くなっている。かなり無理して背が高くなっている。
他の動物よりも背が高いのは、高いところの葉っぱを食べるためと言われている。長い舌があれば、されに高い葉を食べられる。だがキリンより高い木はいくらでもある。だからキリンでも食べられない葉っぱがある。猿のように木を登った方がうまくいく気がする。
キリンは無駄に背が高い。それにより肉食動物を見張ることができるが。それも意味があるか。キリンを襲えるような動物はライオンと人間ぐらいしかいない。
キリンは背が高いために高血圧である。水を飲むためには頭を下げないといけない。その場合は逆に頭に血が流れることで脳の血圧が上がりそうだけど。血管内に弁が存在して、血圧の上昇を抑える仕組みがある。

パンダ

ジャイアントパンダは、熊の仲間で中国の四川省の山奥に2000頭ほどがいる。それと似た名前のレッサーパンダはアライグマの仲間である。
特徴的な白黒の模様を持っている。白黒の模様はカムフラージュ効果があるとか、雪の世界で保温の効果があるとか言われているが、はっきりしたことはわかっていない。
目の黒い光の反射を抑える役割をすると言われている。それはお互いの顔の識別にも役立つようだ。
パンダは竹を主食とする動物である。竹を主食にする動物は、あまりいない。熊がどうして栄養価の低い竹を食べるようになったのか良くわかっていない。

コアラ

オーストラリアに住む有袋類。ユーカリの木に棲んでいて、それを食べて暮らしている。ユーカリの葉は毒性が強く、普通の動物は食べられない。それをコアラは好んで食している。ユーカリがないと生きられない。
ほとんど動かないため、生態はナマケモノに似ている。一日20時間ほど寝ていたりする。木から下りることはほとんどないが、意外に速く走れる。本気で走れば時速20kmは出せる。
子供はお腹の袋で育てる。袋の向きはお尻の方向で、子供が母親の糞を食べられるようになっている。お腹に入らなくなったら、母親にしがみついて過ごすことに。

カバ

地上の動物の中で、最大の口を持つ。無駄にでかい口をしている。本気で開くと180℃開ける。しかも、2本のでっかい牙が生えている。それで威嚇する。動物園では危険だから牙を切ったりする。
おとなしそうな印象があるが、現地では危険な動物だと言われていて、ワニよりも恐れられている。アフリカでは噛まれる被害がもっとも多い動物とか。ワニですら噛みついて殺すことがある。
カバは真っ赤な汗を掻く。赤い汗には殺菌効果がある。それによって皮膚を守る働きをする。

ラクダ

砂漠に適用した特殊な生き物。背中にこぶが1つのヒトコブラクダと、2つこぶがあるフタコブラクダがいる。こぶの中に入っているのは脂肪である。脂肪を背中のこぶに集中することで、他の体組織に含まれないようにした。これは放熱のために起きた適応らしい。太陽光線の熱を背中の脂肪で防ぎ、体の他の部分は放熱を促す。そのために脂肪が背中に集中した。
ラクダは水を飲まずに数日耐えることができる。乾燥に強いだけじゃない。水を短い時間で大量に飲んでも平気である。塩分濃度の高い水も飲める。普通の動物と違って血液中に大量に水を蓄えられる。それで砂漠でも生き抜けるようになっている。

まとめ

変わった動物と言いながら、お馴染みの動物ばかり紹介しているような気がする。そうなるのは、変わった動物がいたら、動物園に展示しようとするから。それでゾウやキリンは動物園でお馴染みの動物になっている。それが変わっていることは、指摘されないと気づかない。
江戸時代ならゾウやキリンも珍獣の仲間で、日本にやって来るだけで大騒ぎになる。そんな動物だったんです。